お金を借りる時の審査に収入を証明する書類って必ずないとダメ?

借金をする際には「きちんと借りたお金を返せるだけの支払い能力があるのか?」ということを審査されることになります。その中で必要なのが、実際にどれくらいの収入を得ているのかを証明する。収入証明書です。今回の記事では、借金をする際には必ず収入証明書が必要なのか?という点について、詳しく解説していきます。

お金を借りる際は収入証明書が無いといけない場合が多い

お金を借りる場合には、本人確認書類と収入証明書の提示を求められる場合が多いです。収入を証明する書類には「源泉徴収票」「直近2か月分の給与明細」「所得証明書」「住民税決定通知書」「確定申告書」などがあり、どれか一つでも構いません。収入証明書が無いといけない理由としては、本当に借金の返済能力があるのかどうかを見分ける為で、提出をしないとお金を貸してくれない機関も多いです。

どこからお金を借りるのかで収入証明書の有無は異なる

とはいえ、収入証明書が無くて、どうしてもお金を借りたい!と思われている方も多いはずです。では、どんなところで借金をすれば、収入証明書なしでも借りることが出来るのでしょうか?いくつか比較してみます。

消費者金融の場合

消費者金融で借金をした場合「貸金業法」が適用されます。カードローンの一種になりますが、貸金業法では、50万円以下の借り入れの際には、収入証明書の提示は必要ありません。ただし、50万円を超える場合や、他の消費者金融で既に借金している額を合わせて100万円を超える場合には、収入証明書の提示が必要になります。とはいえ、消費者金融での審査は非常に簡易的なので、とにかく早くお金を借りたいと思うのであれば、消費者金融を利用するのがおすすめです。

ただし、年利が15%から20%程度の高金利になります。50万円を借りたとしても、20%で計算すると1年後には60万円の返済をしなければいけません。さらに複利計算になるため、その次の年は利息にないしても金利がかかり、返済が段々と大変になっていくでしょう。

銀行カードローンの場合

銀行でカードローンを組むことも出来ます。この場合原則として収入証明書の提示が必要とされていますが、提示が不要な場合もあります。銀行カードローンは「銀行法」で基準が決められていて、その枠組みの中には収入証明書の提示の有無は定められていません。そのため、多くの銀行は独自のルールを定めていて、利用限度額が50万円以下の場合は収入証明書が不要としている銀行が多いです。ただし、申告内容に不思議な点などがあれば、収入証明書の提示を求められるでしょう。消費者金融よりは金利が低いのが魅力ですが、その分借り入れ審査も厳しくなると考えておいた方がいいかもしれません。

クレジットカードのキャッシング

借金を気軽にする方法に、クレジットカードでキャッシングをする方法があります。こちらもカードローンの一種になりますが、この場合収入証明書は必要ありません。クレジットカード契約時に定めたキャッシング枠までは借入することが出来るでしょう。ただ、銀行カードローンよりは、金利が高くなっているので注意が必要です。消費者金融同様に気軽にお金を借りれますが、返済計画をきちんと考えておかなければ、雪だるま式に借金は膨らみやすいです。

公的機関からの借り入れの場合

最後に公的機関からの借り入れの場合です。公的機関からの借り入れは、かなり審査が厳しくなっているため、収入証明書、本人確認書類などは必ず必要です。起業のための借入であれば、事業計画書なども提出しなければ融資を受けられません。金利が非常に低いのが魅力ですが、公的機関からの借り入れはかなりハードルが高いと言えます。

収入証明書不要と記載されている場合でも、提出を求められるケース

消費者金融や、カードローンなどでお金を借りた際は、少額であれば比較的簡単に収入証明書なしでもお金を貸してもらえます。ただし、以下の様な場合には「収入証明書不要」と明記されていても、収入証明書の提出を求められる場合があります。詳しく見ていきましょう。

不自然に収入が高い場合

1つ目は「不自然に収入が高い場合」です。雇用形態に、パート・アルバイトと記載されているのに、年収が800万円と申告していた場合には、収入証明書の提示が必要になります。パート・アルバイトでの年収で800万円というのは不自然な金額なので、本当にそれだけの収入があるのか?ということを確認されるのです。1つの収入源だけでなく、個人事業と併せているのか?なども確認されるでしょう。

個人事業主の場合

2つ目は「個人事業主の場合」です。個人事業主は収入が安定しない事が多いです。月によって収入のばらつきがあるため、年間を通じてどれくらいの売上があるのか?などの書類提示を求められるでしょう。個人事業主の場合、「確定申告書」「青色申告決算書」「収支内訳書」「納税証明書」「所得証明書」などの書類が所得証明書になります。

就業状況が不安定な場合

3つ目は「就業状況が不安定な場合」です。パートやアルバイトのような雇用形態であれば、収入が高い月と低い月でばらつきがあることが多いです。そのためどれくらい安定した収入があるのか?を見る為に収入証明書の提出が必要になります。また、夜の仕事なども収入は不安定な部類に入るため、収入証明書を提出しなければいけないでしょう。いくつかのバイトを掛け持ちしているのであれば、十分な収入があることを証明できる書類をまとめて提出しましょう。

実際の年収と申告時の年収に大きな差がある場合

4つ目は「実際の年収と申告時の年収に大きな差がある場合」です。こちらは多少悪質なケースになりますが、借り入れ審査の申告時に400万円と記載していたのに、実際には200万円程度しか収入が無かった場合は、収入証明書の提出を求められます。

本業などの他に、副業で収入を得ている場合もあると思われ、全ての収入証明書を確認されます。もし嘘をついて申告をしていた場合、印象はかなり悪くなってしまうでしょう。虚偽の申告でも実際に調べられるとバレてしまうのです。

契約後でも収入証明書が必要なケース

収入証明書は、借金の契約を済ませた後でも、提出を求められるケースがあります。一度借入の契約をしてから一定の機関が経っていると、本当に収入がある状態なのか?を確認するために収入証明書の提示を求められます。

また、会社を退職し転職した場合にも、収入証明書の提出を求められる場合があります。もちろん、新しく起業をした際にも、同様に提出を求められます。もし、転職や起業を考えているのであれば、今借り入れている借金を完済して次の行動に移った方がスムーズにいくかもしれません。

まとめ

というわけで、今回はお金を借りる時の審査で収入証明書は必ず必要なのか?収入証明書なしで借金をすることは出来ないのか?などについて詳しく解説してきました。一部のカードローンであれば、収入証明書なしでも借金をすることは出来そうです。ただし、借入限度額に上限があるため、あまり大きな金額は借りることが出来ないでしょう。いずれにしても、自分の収入で返済できるだけのお金を借りることが重要です。きっちりした返済計画を立て、多重債務者になってしまわないように注意されることをおすすめします。