身だしなみには、お金をかけるべき?
社会で生きていく上で、身だしなみはマナーの一部と言われる程重要な要素です。
一言に身だしなみと言っても、どこまで気にしたら良いか、どんな風に気をつけたら良いか曖昧です。
このページでは、身だしなみへの投資、身だしなみを整えるメリット、身だしなみとして必要な要素について解説します。
営業や背客業で人と会う機会が多い社会人は特に必見です。
身だしなみへの投資
最近の若い世代は、娯楽にお金を使わないと言われる機会が増えました。
お金を使わないのではなく、若い世代の多くは娯楽に使えるお金が残らないのです。
毎日働いても賃金は安く、慢性的な人手不足から長労働時間を強いられる人が増え、娯楽をする気力や体力が回らない。
上昇し続ける社会保障と下落し続ける年金、老後に対する不安を感じてお金を使う事が怖い。
こんな心理状態から、自然とファッションも節約思考になって身だしなみが疎かになりやすくなっています。
しかし、考えようによっては大きなチャンスでもあります。
その理由は、身だしなみに気を配れない人が増えている今こそ、少し身だしなみを整えるだけで印象を変えられるからです。
しかも、最近ではファストファッションが流行しているので、程度の良い服を安く購入できるようになりました。
定期的に髪を切り、安いブランドても清潔感のある服装を心がける事で、お金をかけずに身だしなみを整える事ができます。
安かろう悪かろうの時代は終わりました。
令和の時代は安くて良い商品が手に入る時代です。
もし、身だしなみに投資する余裕があるなら、靴だけはある程度のブランド物を購入する事をおすすめします。
「オシャレは足元から」
という言葉が昔からあるように、人は意外と足元を見てきます。
商談や接客等の仕事で人に会う立場なら、ブランド物の革靴を履いているだけで相手の受ける印象が変わるでしょう。
数万円の革靴を購入する事で何十万の商談が決まったり商品が売れるなら、決して高い買い物では無い筈です。
身だしなみを整えるメリット
営業の仕事でも接客業でも、異性とのデートでも、身だしなみに求められる要素は「清潔感」です。
清潔感が演出できると、同じ行動をしても得られる成果が大きくなりやすくなります。
身だしなみを整えるという行為は、自身の評価や成果を高めてくれる非常にコストパフォーマンスに優れた行為です。
お金に余裕がない人は、身だしなみにあまりお金をかけないという特徴があります。
それは、生きていくために必要な食費や生活費の支出が精一杯で、自然と身だしなみへの投資の優先順位が低くなってしまうからです。
お金に余裕がない人にとって、最優先事項は生きる事。
「身だしなみを整える=贅沢」
という方程式がいつの間にか心に芽生えてしまいます。
そうは言っても、穴が空いていたり、よれたり、ほころんでいてる服をいつまでも着ているのはいけません。
また、食費を節約し過ぎて肌が荒れたり髪の毛に艶が無くなってしまっては周りからの印象は悪くなる一方です。
人は誰かと協力しながら生きていくもの。
だからこそ、円滑なコミュニケーションを築くために、身だしなみを整えて相手に良い印象を持ってもらう事が重要です。
更に、栄養が不足すると風邪を引いたり体調を崩しやすくなってきます。
通院したり薬を買う事で、逆に出費が増えてしまう可能性があるので、食費の過剰な節約は危険です。
また、社会の中で生きていると、試験、面接、冠婚葬祭等、身だしなみを整えることが求められる場面が多くあります。
身だしなみがしっかりしていれば「きちんとしている人」、身だしなみができていなければ「きちんとしていない人」と相手からレッテルを貼られてしまうでしょう。
いくら中身がしっかりしていたとしても、面接等で数十分会っただけの人に自分の全てを理解して貰うのは不可能です。
人は視覚からの情報で物事の大半を判断しやすい生き物です。
大事な場面では、特に身だしなみに気をつけましょう。
特に、爪を切る事を忘れる人が多いので、前日までにしっかりと準備をしておきましょう。
身だしなみは、高級なブランド品を買うだけで整う訳ではありません。
例えば、高級ブランド品の洋服を着ているのにアイロンがけをしておらずシワやヨレが目立つ人。
この人は、洋服に投資する金銭的な余裕はあるけれど、細かい事を気にしないだらしない性格な人だと思われてしまいます。
これではせっかく買った高級ブランド品が台無しです。
高級ブランド品を買っただけで満足せず、効果的な使い方を心がけましょう。
女性なら、似合わない色味の高級化粧品を使うよりも、似合う色味のプチプラ化粧品を使う方が顔色が良く綺麗に見えます。
大事なのは使い方です。
しっかりお金をかけるべき所と節約できる所を使い分ける事で、安くしっかりした身だしなみを手に入れる事ができます。
身だしなみとして必要な要素
清潔感のある身だしなみに必要な要素をいくつか解説します。
髪型
まずは髪型です。
男性は、特別なこだわりが無いならショートヘアーにしておきましょう。
長めの髪型よりも短めの髪型の方が清潔感があり、それだけで印象が良くなります。
ビシネスマンであれば、ショートヘアーの中でも特にツーブロックが人気になっています。
男らしさと爽やかさを同時に演出できるので、仕事の場だけでなく、女性からの印象も良くなるでしょう。
女性は、髪の長さよりも色に気を配ると良いです。
明るい髪色はできるだけ避けておいた方が無難ですね。
女性はショートヘアーにこだわる必要はありませんが、髪が長めの人はTPOによって髪を束ねたりしておくと良いでしょう。
服装
次に服装です。
ビジネスの場ではワイシャツは白、スーツは黒や紺色とある程度決まっていますが、プライベートで着る服も白系を中心に選ぶ方が爽やかな印象を持たれやすくなります。
原色を使いたい場合は、インナーや小物だけにして差し色として活用するとその色味が映えてきます。
ボトムスは脚を細く見せたい時は黒を選択してください。
黒は収縮効果があり、同じサイズの白と比べると細く見えやすくなります。
ただ、全身真っ黒は逆効果になるので注意しましょう。
靴
次に靴です。
特に革靴は、安物とブランド物では艶や質感が大きく異なってきます。
そのため、足元が安い靴なだけで全体が安っぽく見られてしまいます。
無理の無い範囲でなるべく高品質な物を選びましょう。
スニーカーやサンダルであれば、あまりブランドにこだわる必要はありません。
自分が履きやすくて手頃な値段の物を購入しましょう。
小物類
最後に小物類です。
特に人目に触れる腕時計や財布ですが、余力があれば高品質な物を購入する事をおすすめします。
ロレックスやオメガのような一流腕時計を購入する必要はありませんが、商談の席では腕時計は先方の視界に入りやすいです。
しっかりした腕時計を付けている事で、高収入で仕事ができる人だという印象を持たれるかもしれません。
また、女性とデートをして支払いをする場面で、男性が出した財布がボロボロだったり子供が使うようなチープな財布では、せっかくのムードが台無しになってしまいます。
ブランド物の財布の中には、高品質で長く使える素材の財布が多いので、余裕があれば一度使ってみてください。
まとめ
身だしなみを整える事で清潔感を演出し、相手にしっかりした人だと思われやすくなります。
節約は大切ですが、穴が空いたりしわだらけの服を着ていると、だらしない人、いい加減な人という印象を持たれてしまいます。
円滑なコミュニケーションを築くためには、最低限の身だしなみを意識しましょう。
髪型は、男性はツーブロック等のショートヘアー、女性は明る過ぎない髪色を心がけると清潔感を感じられます。
服装は、プライベートでは白系の物を選んでください。
原色は差し色程度にしておくと色味が映えて良いでしょう。
もし経済的に余裕があるなら、靴、腕時計、財布はある程度のブランド物を購入する事をおすすめします。
特に靴は意外と見られる機会が多い上に、安っぽい靴を履いていると全体の服装が安っぽく見えてしまいます。
自分への投資と思って、高品質な靴を長く愛用してみてください。