お金を借りる時に見られる、自分の信用度って?

カードローンの自分の信用度を表す本人属性とは?

カードローンは、消費者金融や銀行に限らず、必ず審査があります。

審査に受かるか落ちるかの明確な基準はなく、どの金融機関でも攻略方法などは存在しません。

ただ、基準の目安になるものはあり、必ずチェックされる項目は存在します。

以下に、カードローンの審査で必ずチェックされる項目などをご紹介します。

信用情報=クレジットヒストリー

信用情報は、俗に「クレヒ=クレジットストーリー」と呼ばれますが、クレジットカードの取引履歴やローンの取引履歴のことです。

カードローンではお金を貸す以上、借りる人自身の信用度をチェックする必要があり、そこでクレヒなども該当します。

取引履歴をチェックすることで、過去に金融事故を起こしていないかや延滞したことがないかを知ることができ、支払い能力があるかどうかも同時に見られます。

ただ、クレヒの情報が良くないからとすぐに審査に落ちるのではなく、総合的に判断されることは覚えておきましょう。

本人属性とは?

カードローンで見られる本人属性も重要なチェック項目です。

本人属性では、借りる人の支払い能力を判断するためにチェックされる項目で、以下のようなものがあります。

1. 雇用形態(正社員かアルバイトかなど)

2. 年収

3. 家族構成

4. 勤務先と職業

5. 勤続年数

6. 住居の形態(持ち家かマンションかなど)

本人属性で有利に働くと言われている「持ち家」「自営業はNG」などがありますが、実際に審査ではさほど重要視されないことが多いです。

金融会社は、それぞれオリジナルのチェック項目を持っているので、他の金融会社で審査に通らなくても、他社のカードローンの審査には受かったなどは良く聞く話です。

ただ、審査の際には必ずチェックされることは間違いないので、くれぐれも虚偽の申告をしないように注意してください。

他社からの借入履歴

金融機関では、独自のネットワークを持っていますので、ローン審査の際には他社からの借り入れをしていないかも必ずチェックされます。

複数のローン会社からお金を借りていたとしても、審査に直結するわけではないですが、消費者金融の場合、総量規制が適用されるため、年収の1/3を超える金額の借り入れができないようになっています。

そのため、他社から借り入れが多い人は審査で落とす可能性があります。

もし借り入れが多い人は、総量規制が適用されない銀行のカードローンを使うのが無難です。

まず銀行のカードローンに申し込んでみる

銀行のカードローンの審査は、消費者金融に比べると厳しめに設定されているため、落ちる可能性も高くなります。

ただ、逆に言えば、銀行のカードローン審査に受かった場合は、厳しい審査を通ったと言うことですから、消費者金融でも受かる可能性は高くなります。

まずは、銀行のカードローンに申し込んでみて、自分の信用度の高さを計ってみるのもおすすめです。

ちなみに、銀行のカードローンで落ちると言われる理由には、以下のようなものがあります。

銀行の審査で落ちる理由

1. 過去にクレジットカード代金の滞納がある場合

信用情報を下げるのは、カードローンの履歴だけではなく、クレジットカード代金の滞納なども影響してきます。

通常であれば、2~3か月クレジットカードの代金を支払わないと自動解約の措置が取られることも多いですが、その情報はしっかりと登録されているため、銀行でも支払い能力がないと判断して、審査に落ちる可能性があります。

2. 複数のカードローンに申し込んでいる場合

複数の金融会社で同時にカードローンを申し込んでいる場合は、申し込み履歴自体が審査落ちになる可能性もあります。

なぜなら、複数の会社に同時に申し込んでいるということは、よほどお金の管理ができない人と見られ「ブラックリスト」に乗ってしまうからです。

例え、全てのカードローンの返済が無事終わっていたとしても、一度ブラックリストに載ってしまえば、銀行のカードローンを利用することはできなくなります。

3. カードローンで返済遅延がある場合

過去にカードローンを利用したことがある場合、またキャッシングの利用があった場合は、返済遅延に気をつけないといけません。

もし3か月以上の返済遅延があった場合は、まず銀行のカードローンには受からないと思ってください。

少しでも返済をしていたり、3か月以内に支払っていればまだ可能性はありますが、返済遅延が長いと、それだけでブラックリストに載ってしまい、銀行のカードローンは利用できないと考えた方が良いでしょう。

4. スマホや携帯料金の滞納がある場合

意外と見落としがちなのが、携帯代金の滞納です。

もし一度でも携帯やスマホの使用料の滞納がある場合は、審査落ちする可能性があります。

特に月額料金の滞納ではなく、本体の料金を分割払いにしている場合は注意が必要です。

一見カードローンとは関係ないように見えるので、見落としがちですが、スマホや携帯料金の滞納は、自分の信用度を下げてしまいます。

審査が通ったら、まずは契約しよう

銀行のカードローンの審査に通った時は、まず契約だけでも済ませておきましょう。

もし今お金が必要ない場合でも、せっかく審査に受かったのですから、その先の手続きも済ませておくのがおすすめです。

なぜなら、カード契約をとりあえずしておけば、いつでも好きな時に借り入れができるからです。

銀行のカードローンの審査は消費者金融よりも厳しめです。

そのため、まずは契約してカードを作っておいた方が後で困ることもありません。

もしカードの所持に年会費がかかるようなら考えなくてはいけませんが、年会費が無料の場合はカードを作っておいても損はないでしょう。

銀行のカードローンを契約する理由

銀行のカードローンを契約しておくと便利なのは、理由の一つに即日融資がないからです。

消費者金融のカードローンなら、条件次第で即日融資が可能なので、すぐにキャッシングが出来ますが、銀行のカードローンの場合は即日融資はまず不可能です。

そのため、急にお金が必要になっても、銀行のカードローンは急場をしのげない可能性があります。

そんな時に、まず契約を済ませてカードさえ作っておけば、銀行のカードローンを使ってすぐにお金を手にすることができます。

厳しいとされる銀行のカードローンの審査を受ける時には、ひとまずお金が必要になることがほとんどです。

そもそも借りる予定がない人が銀行のカードローンに申し込みをすることはありません。

でもその時に、審査に受かったのにそのまま放置したとしたら、何のために審査を受けたかがわからなくなります。

今すぐに必要ではないからと、契約をしないでいるよりは、何か不測の事態が起こった時に、いつでもカードでお金を借りられるように、契約を済ませておいた方が良いのはそのためです。

銀行のカードローンには、消費者金融よりも安い金利で借りられるメリットもあります。

銀行のカードローンで信用度を得られたことは、借りることに限って言えば、一種のステータスです。

信用度が高いことの証拠として審査に受かったのですから、契約をしないのは非常にもったいないです。

銀行のカードローンは審査が厳しいからこそ意味がある!

上記でもご紹介しましたが、銀行のカードローンは消費者金融よりも審査が厳しめです。

だからこそ、銀行のカードローンに受かったということは、自分の信用度が高いと判断された証拠でもあります。

まずは、銀行のカードローンに申し込んでみれば、自分の信用度も計れるので、その後のローンも借りやすくなるでしょう。

また、急場にお金が必要な時に、即日融資ができないのが銀行のカードローンのデメリットでもありますので、審査に受かったらまず契約して、カードを作っておきましょう。

金利も安めの銀行のカードローンですから、何かあった時に借りる相手として申し分ありません。

銀行のカードローンでは、信用が命ですので、上記でご紹介したようなブラックリストに載る行為をしないように気をつけましょう。