利息を減らす賢いお金の借り方

日常的に生活をしていれば、どうしてもお金が足りなくなって急に必要になる事もあります。そんな時にするのが「借金」です。ただし、借金をすればご存知のように利息を付けて返済しなければいけません。出来れば、利息は低く抑えたい。そんな時には、どんな方法があるでしょうか?今回の記事では、利息があまりかからない賢いお金の借り方をいくつかご紹介していきます。

借金をすると必ず利息が発生する

借金をすれば、必ず利息が発生します。様々な金融機関からお金は借りることが出来ますが、親族や友人を除いて利息が発生しない借入先はありません。金融機関は、その利息こそが売上であり利益なのです。ということは、「高金利の機関」は比較的お金を貸してくれやすく、「低金利の機関」は中々お金を貸してくれないと言えるでしょう。

借金が出来る場所にはどんなところがあるのか?

では、実際に借金をしようと考えた時。どんな場所から借金をすることが出来るのでしょうか?いくつかあるのでご紹介いたします。

国や地方自治体などの公的機関

お金を貸してくれる機関1つ目は「国や地方公共団体などの公的機関」です。公的機関には、様々な融資制度があり、これから会社を興したい!そのための資金が欲しい!などという場合に、お金を借りることが出来ます。公的な機関のため「低い金利」で借りることが出来る反面、お金を貸してもらうには審査がかなり厳しいです。

例えば、事業を興すために融資をしてもらうのであれば、本当にその事業は軌道に乗って利益が出るのか?借金を返せるあてはあるのか?などを細かく調べあげられます。個人的な信用がある方でなければ、なかなか借りられないでしょう。

銀行や信用金庫

お金を貸してくれる機関の2つ目は「銀行や信用金庫」です。銀行なども金利は比較的低く借りることが出来ます。ただし、銀行もある一定の審査基準があり、その審査を通らなければ、借金をすることは出来ません。安定した収入があることが原則になります。数日程度で融資はしてくれるでしょう。

消費者金融

お金を貸してくれる機関の3つ目は「消費者金融」です。消費者金融では、ある程度簡単にお金を借りることが出来ます。ただし、「金利が非常に高い」のがネックです。年利で15%から20%程度は覚悟しておいた方がいいでしょう。消費者金融の中には、30日間無利息サービスなどを行っている会社もあります。

クレジットカード会社

お金を貸してくれる機関の4つ目は「クレジットカード会社」です。クレジットカードのキャッシング枠を持っていれば、その金額に応じて簡単にお金を借りることが出来ます。こちらもお金を借りることは簡単ですが、金利が高いのがネックです。とにかく気軽にお金を借りられるというメリットがあるでしょう。

親、兄弟、親戚

お金を借りるのであれば、まずは親族に頼ってみられてはいかがでしょうか?ご両親やご兄弟であれば、頭を下げて融資をしてくれるかもしれません。また、親戚の方にお願いしてお金を借りる方法もあります。この場合、きちんとお金の返済を継続的にしていければ、利息がかからないためお得です。

友人、同僚

ご家族に頼んでも無理だった場合は「友人や同僚の方」にお願いをしてみてはいかがでしょうか?こちらも無利息で借りることが出来ます。ただし、よっぽど仲のいい関係の方でなければお金は借りられませんし、借金をすることで、人間関係にひびが入ってしまう事は間違いないでしょう。「金の切れ目が縁の切れ目」と言われるように、出来ることであれば、友人や同僚の方とはお金の貸し借りはしない方が身のためです。

勤務先の会社

お金を貸してくれる機関の7つ目には、「自分が勤める会社」が挙げられます。どこまでお金を貸してくれるのかは、あなたと会社の信頼関係で変わってきますが、勤続が長ければ長いほど、お金を貸してくれる可能性は高まるでしょう。勤め先の会社は、金利でビジネスを行っているわけではないので、低金利でお金を貸してくれるでしょう。普段から会社といい関係性を保っておくことも重要です。

借金の金利はどうやって決まるのか?

このように、様々な機関で借金は出来ます。公的機関や銀行などを除いては、比較的簡単に借金は出来るとお分かりいただけたでしょう。でも、消費者金融などの民間金融機関でも、金利の幅が「2.0%~20%で融資を行います」と書かれている場合があります。2%と20%なので、18%もの開きがあることが分かります。どうしてこんなに金利の幅を設けているのでしょうか?

実は、消費者金融でも「どんな人がどれくらいの金額を借りるのか?」で提案してくる金利の額が異なるのです。現在の勤め先に長く勤めていたり、安定した収入源を持っていれば、多少低い金利で借りることが出来ます。一方で、不安定な仕事をされていたり、仕事を長期間されていないのであれば、金利が高いばかりか、融資を断られる場合もあるので気を付けましょう。

借金の利息を最小限に抑える方法は?

では、借金の際の金利を最小限に抑えるには、どうすればいいのでしょうか?詳しく解説していきます。ここでは、消費者金融から借金をすることを想定として、ご紹介しています。

月々の元金返済額を多く設定する

借金の際の利息を最小限に抑えるには、月々の元金返済額を増やすのが最も有効的です。毎月2万円ずつしか元金返済を行わない場合と、毎月5万円元金返済を行っていく場合とでは、支払う利息の総額が大きく異なります。出来ることであれば、月々の返済額を多くし、早めに借金が返済できるようにしましょう。

消費者金融機関のなかには、月々の返済額を滞りなく返し続けることで、段階的に金利を下げていってくれる業者もあります。これは「変動金利」と呼ばれる制度で、お金を借り入れる時の条件を確認しておきましょう。

必要最低限のお金しか借りないようにし、こまめに返済をする

借金の際の利息を最小限に抑えるには、必要最低限のお金しか借りないようにする方法も重要です。一度に数十万円、数百万円を借りるのではなく、今回は2万円、そして、2万円を返し終わってからさらに足りなければ、また2万円借りる、などのように本当に必要になった金額のみ借りれば利息を最小限に抑えることに繋がります。

ここで重要なのは「本当にそこでお金を借りなければいけない場面なのか?」ということを、冷静になって見返すようにすることです。そうやって考えられれば、不要な借金をせずに済むでしょう。

とにかく親族に頭を下げてお金を借りる

借金の利息を最小限に抑えるには、「親族にとにかく頭を下げてお金を借りること」も重要なポイントです。確かにお金を借りに行けば、家族間で人間関係がこじれることはありますが、毎月一定額を返済していけば、全く問題はないでしょう。親族からお金を借りたのであれば、金利はゼロで済むので最もお得です。

まとめ

というわけで、今回は借金をする際の利息を減らす賢いお金の借り方について、詳しく解説してきました。借金の方法は沢山あります。ただ、最も重要な事は、「必要最低限の金額しか借りず、なるべく早い段階で返済すること」です。きちんと返済計画を立てて借金をすれば、多重債務などの様な事態に陥ることはありませんし、無駄に利息を払う事も回避できます。どれくらいの金額であれば、無理なくお金を返せるのか?をよく考えて借金をしましょう。