在宅ワークでお金を稼ぐ!でもリスクは…?

2020年の春ごろから在宅ワークを選択する人は加速度的に増えています。自宅を事務所として仕事をこなす働き方です。そこで今回は、在宅ワークをした際には、どんなリスクがあるのか?について、詳しく解説していきます。

在宅ワークが増えている?

在宅ワークをする人は増えています。日本国内でテレワークなどの在宅ワークを経験したことのある人はおよそ28%だと言われています。また、在宅で仕事ができるフリーランスの人口も340万人を超えるほどいます。フリーランスの人口はおおよそ全就業者に対して、5%程度だとも言われているため、それを加味すると全就業者の内30%以上の人は、在宅ワークを経験したことのある人だと言えるでしょう。

在宅ワークで稼ぐ際のリスクとは?

自宅をオフィスにして働く。非常に合理的いいことしかないような気もしますが、幾つかのリスクも伴っています。在宅ワークを行う際のリスクとは一体何でしょうか?

収入が安定しない

1つ目のリスクは「収入が安定しないこと」です。サラリーマンとしてリモートワークをされている方は、この部類には入りませんが、フリーランスとして在宅ワークをされている方の場合は、月によって請け負える仕事の量が変わるため、収入が安定しない事もあるでしょう。

案件の種類には、継続して定期的に処理できる案件と、単発の「ギグ」と呼ばれる案件があります。フリーランスの方の多くは、これらの案件を複合的にこなしながら収入を得られているはずです。収入が多い月もあれば、全く収入が無い月もあるはずです。もちろん、自身で個人事業をされている方も、売上の増減リスクは、常に付きまとうでしょう。

単価が低すぎる時がある

2つ目のリスクは「単価が低すぎる場合がある」ということです。フリーランスとして在宅ワークをしたら、案件ごとの契約も自分でこなさなければいけません。中には足元を見て非常に低い単価で、仕事をさせようとしてくるクライアントもいます。こうした悪質なクライアントに引っ掛からない為の施策は常に考えておかなければいけないでしょう。

個人のスキルを打ち出せなければ稼げない

3つ目のリスクは「個人のスキルを打ち出せなければ稼げない」ということです。在宅ワークの中には、簡単な作業をこなすだけで収入に繋がる物もありますが、これではお小遣い程度の収入を得られるだけで、まとまった収入にはならないリスクがあります。

重要なのは、個人的にこなせる仕事のスキルがどれくらいあるのか?そのスキルを活かした仕事をどうすれば請け負えるのか?を考え続けることです。フリーランスは会社員と違い、信用力がありません。そのため、どんなスキルを持っていて、安心して任せてもらえるまで時間がかかるのです。きちんと自分のスキルを高め、スキルアピールをしていくことが大切でしょう。

運動不足になる

4つ目のリスクは「運動不足になりやすいこと」です。これは、サラリーマンとしてリモートワークをしている人、フリーランスとして仕事をしている人、両方に当てはまることです。在宅ワークで仕事をしていると、毎日椅子に座りっぱなしということも多いです。通勤時間が無いため、歩くことも殆ど無くなります。そのため、運動不足にならないように、定期的に軽めの運動をされることをおすすめします。

陽の光を浴びにくい生活にもなりやすいため、自律神経も乱れ、睡眠障害を引き起こしてしまうリスクもあるでしょう。そのリスクを軽減するためにも、運動不足解消を心がけてみましょう。

一日中仕事のことを考えてしまう

5つ目のリスクは「一日中仕事のことを考えてしまうこと」です。在宅ワークになると、自宅がオフィスです。通常のサラリーマンであれば、会社を出ると仕事脳からプライベート脳に切り替えやすいですが、在宅ワークにしてしまうと、ずっと職場にいる感覚で過ごすことになるでしょう。

仕事に従事する時間は自分できちんとコントロールして、仕事を考えなくて済むルーティーンを作っていくのがおすすめです。仕事を行う部屋を決めてしまうなどの対策をとりましょう。コワーキングスペースなどを活用して、自宅以外の場所で仕事をする癖をつけてもいいかもしれません。

在宅ワークを行うには2つのパターンがある

ここまで、在宅ワークを行う際のリスクについてお話しましたが、ここからは在宅ワークの2つのパターンについてご紹介していきます。

会社員として在宅勤務をする

1つ目のパターンは「会社員として在宅勤務をすること」です。会社員として会社に籍を置いたまま、週の内〇〇日は自宅でリモートワークを行うスタイルのことになります。会社員なので、何時から何時まで仕事をする。と決められていて、上司が勤怠状況を確認してくることもあります。

メリットとしては、仕事をこなしてもこなせなくても、一定時間働けば給与が支給されることで、デメリットとしては、仕事モードからなかなか抜け出せなくなってしまう事でしょう。前述したような、運動不足解消のメソッドを取り入れながら、対処していくことをおすすめします。

フリーランスとして請負で在宅勤務をする

2つ目のパターンは「フリーランスとして在宅ワークをすること」です。こちらのパターンは、自分でクライアントと直接契約をし、自分のスキルで在宅ワークをこなすスタイルの生き方になります。会社に籍を置いたまま、フリーランスとして副業で仕事を請け負う事もありますが、副業を認めている日本企業はわずか15%程度しかないため、兼業フリーランスの人口は限られたものになるでしょう。

フリーランスのメリットは、個人のスキルと信用力があれば、いくらでも単価の高い仕事を請け負えることで、デメリットは仕事が無ければ収入はゼロになってしまう事です。なんの信用も無いうちから専業フリーランスになることは、かなりリスクが高いので、出来れば兼業フリーランスとして活動して、そののち専業フリーランスに変えてみられてはいかがでしょうか?

在宅ワークをすると税金はどうなるのか?

在宅ワークをして所得を得ると、当然所得税を払わなければいけません。さらには、県民税市町村税などの住民税も、所得の額に応じて変動してくるでしょう。専業フリーランスとして働かれている場合であれば、全収入を事業所得として確定申告すればOKです。一方で副業として在宅ワークをされている方は、会社員の年末調整とは別に、個人で確定申告の必要があります。

ただし、1年間の在宅ワークでの収入が20万円を超えた場合のみ確定申告が必要で、それ以下の収入の場合には、なにも必要ありません。さらに、確定申告をした場合にも、住民税の処理のため本業元の会社に報告が入ります。正確には、会社の給与以外の所得にも課税されているため、金額が異なるため、会社が把握できるのです。もし、副業禁止の職場で副業をこっそり行っていたのであれば、ここからバレてしまうので気を付けましょう。

まとめ

というわけで、今回は在宅ワークでお金を稼ぐ際には、どんなリスクがあるのか?どんなことに気を付けて稼げばいいのか?などについて詳しく解説してきました。在宅ワークで仕事をこなすには、様々なリスクも伴いますが、移動時間の間も仕事をこなせるため、非常に稼ぎやすく合理的な働き方だと言えるでしょう。あなたも、在宅ワークを取り入れ、さらに収入を上げることに挑戦してみられてはいかがでしょうか?